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 循環型社会に必要な木質バイオマスエネルギー

戦後の日本において、薪や炭などを燃料として大量に利用していました。しかしながら、その後の高度経済成長やエネルギー革命によって、石炭、石油など大量の化石資源を消費するようになり、薪や炭などの利用は減少の一途をたどりました。
一時、1970年代のオイルショックをきっかけに、バイオマスの新たな利活用について、色々な研究開発や実用化への取り組みを行っていた時期もありましたが、その後の石油価格の安定などにより、私たちの生活に普及するまでには至りませんでした。



しかし、今日、地球温暖化の問題や廃棄物の問題への対応から、環境面で優れている木質バイオマスの利用に改めて注目が集まっています。貴重な国産のエネルギー源として、利用が期待されています。


(農林水産省・林野省HPより抜粋)


 北善産業の取り組み

木箱・木製パレット・木枠梱包材に、主に間伐材を使用しています。


間伐とは山にも人にも優しい
森林にまっすぐ伸びた木に降り注ぐ太陽光で、植物のみではなく山の生き物の生態系は守られています。間伐とは25年ほど育った木を間引く作業です。この間伐を実施しないと木々は伸び放題となり森全体に栄養が届きません。間伐を実施することは森を育てるということ、健全な森は雨水を吸収し、川の水へと還元する涵養機能も正常に保ち、我々人間の水源にもなります。

間伐材を使用するということ
自然から木を奪っているイメージを持たれる方もいるかも知れませんが、森林で間引いた間伐材を資源にするということは自然の維持に貢献しているといえます。弊社ではこの間伐材を、地元の額田森林組合さんの協力のもと仕入れさせていただいます。地産地消→地域から社会全体へ間伐材使用の良さが伝わればと思っています。

製材へと加工していきます。

カットして出た端材は昨今では産業廃棄物にされていました。これからは再生可能エネルギーに生まれ変わります。更にエネルギーとして利用され燃焼すると灰になります。この灰も純木材から生まれた灰です。土壌改良剤・融雪剤として使用されます。

木材に関わる仕事をさせていただくうえで自然環境にも寄与して参ります。

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